台所で洗い物をしたあと、食器や野菜、ゆでた麺などから水分を取り除く作業は、毎日の家事の中で欠かせない工程です。
水切りかごとマット、どちらを使えばいいのか、そもそも水切りとはどこからどこまでを指す言葉なのか、迷った経験がある人も多いのではないでしょうか。
水切りとは、簡単に言うと食器や食材に残った余分な水分を取り除くことや、そのための道具、さらには石を水面で跳ねさせる遊びまでを指す言葉です。
この記事では、水切りの意味や種類、水切りかご・水切りマットとの違いについてわかりやすく解説します。
水切りとは
水切りとは、洗った食器や食材、ゆでた麺などに残った余分な水分を取り除くことを指す言葉です。
台所仕事のひとつとして、料理の仕上がりや衛生面に関わる工程として位置づけられています。
また、水切りという言葉は行為だけでなく、そのために使う道具や、平たい石を水面で跳ねさせる遊びを指す場合もあります。
同じ言葉でも使われる場面によって意味が広がる点が、水切りの特徴だといえます。
水切りの語源・由来
水切りという言葉は、文字どおり水を切る、つまり水を断ち切って取り除く動作をそのまま名詞にしたものと考えられます。
台所で使われる水切りも、石を跳ねさせる遊びとしての水切りも、水面や水分を鋭く断ち切るようなイメージが共通しています。
石を投げて水面を跳ねさせる遊びは、石が水を切るように滑る様子から同じ名前で呼ばれるようになったと考えられていますが、はっきりとした起源は定かではありません。
水切りの仕組みと役割
水切りの仕組みは、重力を利用するもの、遠心力を利用するもの、布や網の吸水性を利用するものに大きく分けられます。
水切りかごのように傾斜や隙間を作って水滴を自然に落とすタイプもあれば、サラダスピナーのように回転させて水分を飛ばすタイプもあります。
水切りには、料理の味や食感を保つだけでなく、水分が残ることによる雑菌の繁殖やカビの発生を防ぐという役割もあります。
台所を清潔に保つうえでも、水切りは意外と重要な工程だといえます。
水切りの主な種類
水切りにはさまざまな種類があり、対象となるものや目的によって使い分けられています。
- 水切りかご:洗った食器を並べて自然に水を切る道具
- 水切りマット:食器を置くと水分を吸収する布やシリコン製のマット
- サラダスピナー:野菜を回転させて遠心力で水を飛ばす道具
- 水切りネット・水切り袋:生ごみや食材の水分を取り除く網状の袋
- 湯切り用のざる:ゆでた麺やパスタの湯を切るための道具
水切りかごとは
水切りかごとは、洗い終えた食器を並べて置き、自然に水分を落として乾かすための道具です。
ステンレス製やプラスチック製のものが多く、シンクの上に渡して使うタイプや、コンパクトに折りたためるタイプなど形状もさまざまです。
食器を重ねずに並べられるため、比較的まとまった量の食器を一度に乾かしたいときに向いています。
水切りマットとは
水切りマットとは、吸水性のある布やシリコンなどで作られた、食器の下に敷いて使うマット状の道具です。
洗った食器を伏せて置くだけで、マットが水分を吸い取ってくれる仕組みになっています。
使わないときは丸めたり折りたたんだりして収納できるため、キッチンのスペースを圧迫しにくい点が特徴です。
水切りと水切りかごの違い
水切りは、水分を取り除くという行為や作業そのものを指す言葉です。
これに対して水切りかごは、水切りという作業を行うための道具のひとつにあたります。
つまり水切りかごは、水切りという大きな概念の中の、具体的な道具の名前だと考えるとわかりやすいでしょう。
水切りと水切りマットの違い
水切りマットも、水切りかごと同じく水切りという行為のための道具のひとつです。
両者は目的が共通していますが、仕組みや収納のしやすさには違いがあります。
| 項目 | 水切りかご | 水切りマット |
|---|---|---|
| 仕組み | 傾斜や隙間で水滴を自然に落とす | 布やシリコンが水分を吸収する |
| 設置スペース | ある程度の高さや面積が必要 | 薄く敷くだけで済む |
| 収納のしやすさ | 折りたたみ式でないとかさばりやすい | 丸めたり畳んだりしやすい |
| 乾きやすさ | 空気に触れるため乾きやすい傾向 | 使用後にマット自体を乾かす必要がある |
食器の量やキッチンの広さに合わせて、どちらを選ぶか、あるいは併用するかを検討するとよいでしょう。
水切りの使い方・コツ
水切りかごを使う場合は、食器同士が重ならないように間隔をあけて並べると、乾きが早くなります。
野菜や麺類を水切りする際は、ざるにあげたあと軽く振ったり、しばらく置いたりすると余分な水分が落ちやすくなります。
- 食器はできるだけ傾けて立てるように置く
- 水切りかごやマットは平らで安定した場所に置く
- 野菜は水切りネットや布巾で包んで軽く押さえる
- サラダスピナーは入れすぎず、適量ずつ回す
水切りの手入れ方法
水切りかごやマットは常に水分に触れるため、こまめな手入れをしないとぬめりやカビの原因になりやすい道具です。
使用後はできるだけ水気を切って乾燥させ、定期的に中性洗剤などで洗うことが清潔を保つポイントです。
マットタイプは天日に干すなどして、湿った状態が続かないように注意するとよいでしょう。
湯切りとの違い
湯切りとは、麺やゆで野菜などをゆでたあと、熱い湯だけを取り除く作業を指す言葉です。
水切りの一種として扱われることもありますが、対象が水ではなく熱い湯である点に違いがあります。
湯切りには専用のざるや網じゃくしが使われることが多く、やけどに注意しながら手早く行う点も特徴です。
石を跳ねさせる遊びとしての水切り
水切りには、平たい石を水面に向かって投げ、跳ねさせて遊ぶという意味もあります。
川原や海辺などで、平たく丸みのある石を選び、水面に対して低い角度で投げることで、何回跳ねるかを楽しむ昔ながらの遊びです。
台所の水切りとは場面がまったく異なりますが、水を切るように石が滑る様子から同じ言葉が使われていると考えられます。
水切りでよくある誤解
水切りという言葉を、水切りかごなど特定の道具の名前だと思い込んでいる人も少なくありません。
しかし本来の水切りは、水分を取り除く行為や状態を指す広い意味の言葉であり、かごやマットはそのための道具のひとつにすぎません。
また、水切りかごとマットのどちらか一方があれば十分だと考えられがちですが、食器の量やキッチンの広さによっては、両方を使い分けたほうが快適な場合もあります。
水切りを使った例文
- 洗った皿を水切りかごに並べる
- 野菜はしっかり水切りしてからドレッシングをかける
- 茹で上がったパスタを湯切りしてソースと絡める
- 川原で水切りをして遊んだ
- 水切りマットを丸めて棚にしまう
まとめ
水切りとは、食器や食材に残った余分な水分を取り除く作業を中心に、そのための道具や、石を跳ねさせる遊びまで含む幅広い言葉です。
台所での水切りには、水切りかごやマット、サラダスピナーなど、仕組みの異なるさまざまな道具があります。
水切りかごとマットは、どちらも水切りという行為のための道具ですが、設置スペースや収納のしやすさに違いがあるため、キッチンの環境に合わせて選ぶとよいでしょう。
湯切りとの違いや、道具の名前と行為そのものの違いを理解しておくと、水切りという言葉をより正確に使い分けられるようになります。















コメント