判型とは?意味や種類、A判・B判や用紙サイズとの違いをわかりやすく解説

本屋で本を選ぶときや、ノート・手帳を買うときに、「A5判」「B6判」といった表示を目にすることがあります。

そのとき「判型とはどういう意味なのか」「A判とB判は何が違うのか」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

判型とは、本や印刷物が仕上がったときの大きさを示す規格のことです。

この記事では、判型の意味や種類、用紙サイズやA判とB判との違いについてわかりやすく解説します。

判型とは

判型とは、本や雑誌、ノートなどの印刷物が仕上がったときの寸法を表す規格のことです。

単に「大きさ」を指すだけでなく、出版や印刷の業界で共通して使われている、決まった寸法の呼び方を指します。

代表的なものにA判・B判があり、本のサイズを表す四六判や菊判なども判型の一種です。

判型の由来と仕組み

日本の判型の多くは、日本産業規格(JIS)によって定められた寸法がもとになっています。

このうちA列は、国際規格ISO216に準拠したもので、ドイツで考案された寸法が基準とされています。

A列はA0の面積がちょうど1平方メートルになるよう設計されており、A0を半分に折るとA1、さらに半分にするとA2になる仕組みです。

番号が1つ増えるごとに面積が半分になるため、数字が大きいほど寸法は小さくなります。

一方のB列も、半分に折るごとに番号が増える仕組みはA列と同じですが、日本のB列はJIS独自の規格です。

国際規格ISO216のB列とは寸法が異なり、同じ番号でも日本のJIS B判の方が一回り大きく作られています。

判型の主な種類(A判・B判)

日常の書類やノートでよく目にするA判・B判には、それぞれいくつかのサイズがあります。

判型寸法の目安(mm)主な用途
A4210×297コピー用紙、レポート、書類
A5148×210単行本、ノート、手帳
A6105×148文庫本、メモ帳
B4257×364ポスター、図面、新聞折込
B5182×257教科書、ノート、レポート用紙
B6128×182単行本、文庫より少し大きい本

同じ「A4」「B5」という呼び方でも、用紙の大きさを指す場合と、本の仕上がりサイズを指す場合の両方で使われている点に注意が必要です。

書籍によく使われる判型

本の世界では、A判・B判以外に出版業界独自の判型も広く使われています。

代表的なものが四六判で、寸法はおよそ127×188mmです。

単行本や文芸書などに使われることが多く、手に持ちやすい大きさとして定着しています。

もう一つの代表例が菊判で、寸法はおよそ152×218mmです。

専門書や実用書などで見かけることが多い判型です。

四六判や菊判はJIS規格ではなく、長年の出版の慣習の中で定着してきた寸法という点がA判・B判と異なります。

判型と用紙サイズの違い

判型と用紙サイズは似た場面で使われる言葉ですが、指しているものが少し異なります。

用紙サイズは、コピー用紙や印刷用紙など、流通している紙そのものの大きさを指す言葉です。

一方の判型は、本や印刷物が製本や加工をされたあとの、仕上がりの寸法を指します。

A4やB5のように、用紙サイズと判型で同じ呼び方が使われる場合もあるため、混同しやすい部分です。

ただし四六判や菊判のように、判型として使われていても、もとになる用紙サイズが別の名称で存在するケースもあります。

判型とA判・B判の違いは?

A判とB判は、どちらも半分に折るごとに番号が増える仕組みは共通していますが、もとになった規格が異なります。

A判は国際規格ISO216に準拠した寸法であるのに対し、B判は日本独自に定められたJIS規格の寸法です。

同じ番号同士で比べると、B判の方がA判よりやや大きい寸法になっているのが特徴です。

たとえばA4とB4を比べるとB4の方が大きく、ポスターや図面などでB判が選ばれる場面もあります。

どちらを使うかは、印刷物の用途や、すでに流通している用紙の規格との相性で決まることが多いです。

判型の選び方

判型を選ぶときは、読みやすさ・携帯性・印刷コストのバランスを考えることが大切です。

持ち歩きやすさを重視するなら、A6判や四六判のようなコンパクトな判型が向いています。

資料としての見やすさを重視するなら、B5判やA4判のような大きめの判型が選ばれやすいです。

また、印刷に使う用紙のサイズに近い判型を選ぶと、紙の無駄が少なく、コストを抑えやすくなります。

判型を使う場面の例

  • 出版社が本の企画を立てる際に、文庫本か単行本かで判型を決める場面
  • 印刷会社にチラシやポスターの印刷を依頼する際に、仕上がりサイズとして判型を指定する場面
  • ノートや手帳を選ぶ際に、A5判・B6判といった表記を目にする場面
  • 収納ケースやファイルを選ぶ際に、収める本や書類の判型を基準にサイズを決める場面

判型に関するよくある誤解

判型についてよくある誤解の一つが、A判とB判のどちらが大きいかという点です。

同じ番号であれば、B判の方がA判より大きい寸法になっています。

また、判型と用紙サイズを同じものと思い込んでしまうことも少なくありません。

実際には、判型は仕上がりサイズを指す言葉であり、用紙サイズとは意味が重なる部分もありますが、厳密には別の概念です。

判型を選ぶときの注意点

判型を選ぶ際は、収納や保管のしやすさも考えておくと安心です。

判型がそろっていないと、本棚やファイルボックスに収めたときに高さや幅がばらつき、整理しにくくなります。

100円ショップの収納グッズを活用する場合も、よく使う判型のサイズを把握しておくと、ぴったり収まるケースやファイルを選びやすくなります。

印刷を依頼する場合は、仕上がりの判型と使用する用紙サイズの両方を事前に確認しておくと、イメージとのズレを防げます。

まとめ

判型とは、本や印刷物が仕上がったときの寸法を示す規格のことです。

日本ではJISによってA判・B判の寸法が定められており、A判は国際規格ISO216に、B判は日本独自の規格に基づいています。

四六判や菊判のように、出版業界の慣習で定着した判型もあり、本の種類によって使い分けられています。

用紙サイズと混同しやすい言葉ですが、判型は仕上がりの大きさを指すという点を押さえておくと、本や印刷物を選ぶときの参考になります。

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